小田原じんだ組
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未来を担う子ども達のために
小田原じんだ組とは
ひと昔前は子どもは外で遊びまわったり、野原を駆けまわったりして少年時代を過ごしました。遊びは竹馬、ベーゴマ、メンコ、鬼ごっこなど、誰に教えられるのでもなく、自然に兄弟や上級生たちからそのルールを学んでいきました。現代のデジタルゲームのような仕掛けや緻密さはありませんでしたが、創意工夫や想像力を働かせ、時を忘れるほど楽しむことができました。
小田原じんだ組は、こうした日本の文化が息づく昔の遊びを、もっと現代の子どもに知ってもらおうとするボランティアグループです。子育てを経験した(している)ママやパパが、さまざまな団体とコラボレーションを行いながら運営しています。
昔の遊びの面白さや小田原の良さをもっと今の子どもたちに知ってもらい、その中から想像力、自主性、行動力を身につけてもらいたいと考えています。
「じんだ」とは小田原の漁師言葉で、アジの子どものことです。
発足のきっかけ
小田原の代表的なお祭りに子どもを連れて行ったときのことです。その際に彩を添えるために、子どもたちが作った制作物が展示されていました。しかし、それ以外に子どもが楽しめるものがありませんでした。子ども自身にとっても祭りの印象は薄いものだったようです。
「せっかく子どもの制作物を展示してあるなら、もう少し、子どもが楽しめるものがあってもいいんじゃない?」素直にそう感じたものです。
子どもが来年もこのお祭りに来たい、と思わせるようなものでなければ、末永く続けていくことは期待できません。やがては子どもたちが、その祭りを主催する立場になっていくというのに・・・。そのような体験から「子ども広場」の企画を思いつきました。
具体的な企画・活動
各団体が主催するイベントや地域の行事などに〔子ども広場〕という形で参加し、そこで昔の遊びを楽しんでもらいます。
子ども広場の内容
【遊び】
親子のコミュニケーションがとれて、子どもの工夫が生かせる昔の遊び。
メンコ、ベーゴマ、鬼ごっこ、石けり、長なわとび、ビー玉、ロープぶらんこなど
【催し物】
今はあまり見られなくなった、日本の伝統大道芸を見せる。
・紙切り芸、バナナの叩き売り、ガマの油売り、南京玉すだれなど
・三味線、民謡、沖縄さんしんなど
【工作】
身の周りにあるもので、遊ぶものを作る
竹で楽器を作る、糸電話、割りばし鉄砲、缶ポックリ、竹とんぼなど
【その祭り・行事に関連したもの】
祭りの意義や成り立ちをクイズや創作昔話に。
【並行活動】
昔の遊びをしっかりとリサーチ
小田原に伝わる昔話を探し、語り部に話してもらったり、紙芝居にする。
なぜ、子ども広場なの?
子ども広場は、祭りやイベントの本筋ではありません。あくまで行事そのものをサポートする補佐的な存在です。しかしながら、次の時代を受け継ぐ子どもたち自身が祭りや行事に関心を持たないかぎり、大きくなっても自主的にその祭りに参加してくれないからです。
子どもですから、その祭り・イベントの意義は理解できないかもしれません。
けれど、〈楽しい思い出〉があれば、「この祭りは楽しいものだ」という印象が残ります。
次世代の祭りの担い手を育む意味で、また子どもの親にとってもより親しみやすい祭りとなるよう、〔子ども広場〕が望まれていると思います。
なぜ、昔の遊びにこだわるの?
一言で言うなら〈未来を担う子どもたちへ、郷土を愛する心を伝えていきたい〉からです。
小田原には独自の文化があり、その文化を形成する過程で、祭りや行事が生まれてきました。ですから、小田原っ子なら誰でもしていた昔の遊びを通して、少しでも小田原の文化や自然になじんで欲しいと願っています。核家族化・少子化などでの影響で、また都市化による遊び場の減少が続く中、親やスタッフのお姉さん、お兄さんたちと一緒になって自由に楽しめる「子ども解放区」のような存在を、この「子ども広場」は目指しています。
小田原じんだ組運営者
代表 | 多田 幸代 |
---|---|
リーダー | 須永 宏之 |
竹製作 | 塚田孝久(庄太郎) 望月郁夫(木香舎) |
連絡先 |
有限会社三幸 小田原市酒匂1-6-19 電話/FAX 0465-46-8106 |
協力グループ
・木工……オフィスマウンテンパス〈森のなかま〉
・クラフトワーク……彫刻の森美術館(粘土工作)
・紙芝居…小田原シルバーらっこの会
・久野小学校読み聞かせの会
・小田原ういろう口上実行委員会「城カーズ」
・昔の遊び……シルバー大学OB 60+α
・猿回し……太郎次郎おさるランド門下
・読み聞かせ……読み聞かせグループすずの会
・大道芸……東京大道芸研究会
・顔面紙芝居……ピカ後藤
・廃品打楽器ワークショップ……TOMO OFFICE(山口 とも)
・三味線……江刺家一座
・駄菓子……あさひや
・きびだんご……向島吉備子屋
・設営布類……中戸川ボタン店
・チラシ類……小田原ジムキ
協力
・小田原市水産課
・小田原市産業政策課
・小田原市観光課
・小田原市環境事業センター
・生涯学習センターけやき
・小田原市観光協会
・小田原箱根商工会議所
・小田原郷土文化館
・シャム猫カンパニー
・TOMO OFFICE
・小田原おでん会
・林青会
・小田原蒲鉾協同組合
最近の活動実績
2006年10月より
- 小田原おでん祭り 小田原城二の丸広場
- 竹の花商店街ハロウィン 石田パーキング
- 小田原しろやま商店街夏祭り 城山通り
- 街なかカフェ(小田原市産業政策課・街なかにぎわいプロジェクト) 錦通り
- 小田原市立三の丸小学校(昔のあそび) 一年生 道徳
- 曽我梅林うめまつり 下曽我城前寺
- 小田原城馬上弓くらべ 二の丸広場
- 小田原箱根商工会議所 産業まつり 小田原城二の丸広場
- 夢見遊山いたばし 松永記念館板橋秋の交流会
- 灯りナイト 竹灯篭の夕べ 小田原城二の丸広場
- ミュージックフェスティバル お堀端通り
- 小田原ういろう売り口上大会 小田原市民会館大ホール
- 小田原市生涯学習センターけやきホールフェスティバル(ふしぎ不思議くらリカ教室)
- 小田原青年会議所 オータムフェスタ 小田原城馬出し門広場
- 小田原かまぼこ桜まつり 小田原城二の丸広場
- 忍者の里 風魔まつり 小田原城二の丸広場
- ハルネ小田原 新春イベント
- 富水地区ワイワイフェスタ 富水小学校グランド
- キャンパスおだわら人材バンク 子どもと大人の学びフェスタ
- 早川なつまつり 灯籠流し
くらりか教室も今後開催予定です。
ふしぎ不思議「くらりか」教室とは
小田原じんだ組では、2013年より東京工業大学の卒業生の集まりである(社)蔵前工業会の公益事業である、ふしぎ不思議「くらりか」教室をおこなっております。科学原理を活用した面白い工作と原理説明をし、理科に興味のある小中学生を増やすことを目標としております。
小田原じんだ組主催でのくらりか教室には傘下組織である蔵前技術士会と神奈川支部が平成17年5月に結成したボランティアグループの方々に来て頂いてます。
今後、学校や地区公民館などで予定しております。